学校歯科健診の診断基準について

 

医療法人社団博愛会ドクターブログ

札幌市豊平区の歯医者、医療法人社団博愛会のドクターによるブログです

学校歯科健診の診断基準について

こんにちは。

矯正担当の生野です。

1学期も終わり、ようやく夏休みになりましたね。

エアコンのない学校ではたぶん7月最終週は

もう授業どころではありませんでしたね、汗

夏バテしないようになんとか熱い夏を乗り切りましょう。

今回のテーマは1学期にあった学校歯科検診についてです。

札幌市の小学校の場合、

「黄色い紙」をもらって帰ってきたお子さんも多かったと思います。

矯正治療中のお子さんも、もらってきてしまうことも多いのですが

診断基準は学校歯科医の先生によってそれぞれなのだと思って

今までいたのですが(そしてそれはその通りだと思うのですが…)

調べてみると「学校歯科健康診断の基準」

というものが存在しました。

<参考>学校歯科健康診断の基準(咬合判定2)

① 下顎前突:前歯部2歯以上の逆被蓋

② 上顎前突:オーバージェット 7~8 mm 以上

(通常のデンタルミラーの直径の 1/3 以上)

③ 叢生:隣接歯が互いの歯冠幅径の 1/4 以上重なりあっているもの

④ 正中離開:上顎中切歯間の空隙が 6 mm 以上

(通常デンタルミラーのホルダーの太さ以上)

⑤ 開咬:上下顎前歯間に垂直的に 6 mm 以上の空隙があるもの

(通常デンタルミラーのホルダーの太さ以上)

⑥ その他

②④⑤はそんなに該当者は多くないと思いますが(数字がわりと大きい)

①③に該当する子はそれなりにいそうな感じがします。

ただし、前述の通り、それぞれの学校で診断基準のずれはありそうですので

気になることがあれば、お気軽に相談していただけたらと思います。

例えば、レントゲンを撮ってみないとわからないこともあったりしますので