顎関節症はどうして起こるの?

 

医療法人社団博愛会ドクターブログ

札幌市豊平区の歯医者、医療法人社団博愛会のドクターによるブログです

顎関節症はどうして起こるの?

こんにちは、栄町で口腔外科を担当している孝口です。
本日は顎関節症の話をしたいと思います。
歯科健診などで、顎関節症という言葉は聞いたことがあるかと思いますが、では顎関節症
がどうして起こってしまうのか、治療法や予防法についてご存じの方は少ないのではない
でしょうか。
顎関節症は全人口の約2割に生じ、特に20-30代の女性に多いとされています。
症状は、
・顎関節(耳の前)や、咀嚼筋の疼痛(こめかみや頬の痛み)
・顎関節雑音(口を開けるときに音が鳴る)
・口が開けづらい時がある
・口をまっすぐ開けられない
など様々ですが、症状の頻度では顎関節雑音が約74%とされています。
なぜ生じるかはまだまだ不明なことが多いのですが、日常生活での環境や行動、時間的な
因子や宿主因子、習癖などが複雑に積み重なって生じると考えられています。
環境因子には、緊張する仕事、多忙な生活、対人関係のストレス
行動因子には、硬い物の咀嚼や、長時間のデスクワーク、重労働、料理、スポーツ
習癖には、ブラキシズム、日中の姿勢(頬杖など)、睡眠時の姿勢、片方のみでの咀嚼
宿主因子には、咬合状態、顎関節の形態、疼痛閾値、睡眠障害
など、日常的に生活するうえで誰もが生じてしまいそうな疾患であることがわかるかと思
います。
ただし自分で防ぐこともできる要素はありそうです。
例えば
・頬杖をつかない
・就寝時に同じ方向のみを向いて寝ない
・歯を噛み締めないように意識する
・左右でバランスよく食事する
できることは「行動因子」に関するものが多いですが、例えば就寝時のブラキシズムなど
はマウスピースの作成する、顎関節の形態やかみ合わせなどを調べてみるなど、歯科医院
で対応が可能なものもあります。
お気軽にご相談ください。