医療法人社団博愛会ブログ

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札幌市豊平区の歯医者、アイビー歯科クリニックと平岸駅前こまち歯科のスタッフによるブログです

TCHとは何かご存知ですか?

答えはTooth contacting habit(歯列接触癖)です。

 

こんにちは、歯科医師の久恒です。
食事時や話している時以外は、上と下の歯は離れた状態が通常ですが、このTCHとは無意識に上下の歯を噛み合わせてしまっている状態のことをいいます。

 

この噛み合わせる時間が長いとどのようなことが起こるでしょうか。

 

一般的には顎関節症、虫歯、歯周病、歯の詰め物の脱離や破損、知覚過敏が起こる可能性があります。
その他、歯根破折(その名の通り歯の根っこが折れてしまうこと)や骨隆起(上顎や下顎に骨の盛り上がりができる様子)と関連しているとも言われています。

 

ではあなたはTCHでしょうか?チェックしてみましょう。

 

1.上下の歯がかみ合っている
2.前歯だけ、もしくは奥歯だけ接触している
3.上顎に舌全体がついている
4.口を閉じ、歯を離すと違和感がある
5.口を閉じ、歯をつけると違和感がある
6.舌の縁が歯形でギザギザがある
7.頬の内側に白い線がある

 

1つでも当てはまっていればTCHの疑いがあります。

 

当てはまってしまった方は、まずは歯を離すことを意識してみてください。
また、治療法としてマウスピースがあります。マウスピースをつけることによって歯に加わる力が緩衝されるので、もし興味があれば歯科医院で作ることができますよ。


ダイアグノデント

こんにちは。歯科医師の西尾です。
今回は、当院で取り入れている「ダイアグノデントペン」という装置について紹介します。
この装置を使用することにより、歯の中で虫歯になっているかどうかを調べることが出来ます。
「歯の一部が黒くなっているから必ず削らないといけない」という考えは、現在の歯科医療では否定されています。したがって、削るべき歯なのかどうかをしっかりと診断しなければいけません。その診断の手助けになるのがこの装置です。
もちろん、この装置だけでは、診断出来ない場合もありますので、視診、触診、レントゲンなどを用いて総合的に診断していきます。

 

では、この装置について説明します。
この装置は、レーザー光を利用して虫歯の検査をします。X線を一切使用しません。また、痛みも全くありませんので、小児の患者さんにも安心して使用することができます。この装置を歯面に当てることにより、数値が表示されます。この数値によって治療方針を決定します。
この装置は小児の患者さんに特に有用です。小児の患者さんに多い、急性う蝕(進行するのが速い虫歯)は視診、触診、レントゲンでは判断出来ないことが多いです。特に、6歳臼歯の咬合面(食べ物を咬む面)は虫歯になりやすく、進行も速いです。視診では一見、削る必要が無さそうでも、この装置で検査すると要治療と診断することも多くあります。

 

検査後、虫歯はあるが今すぐに削って治療する必要がないと診断した場合は「シーラント」を行います。シーラントとは、虫歯になりやすい溝を埋める治療方法です。歯を削ったりせず、表面を清掃し、虫歯の進行を抑制する材料を流し込んでいきます。この治療方法はWHO(世界保健機構)が虫歯の予防にとても効果があると発表しています。

 

 

検査後、虫歯はあるが今すぐに削って治療する必要がないと診断した場合は「シーラント」を行います。シーラントとは、虫歯になりやすい溝を埋める治療方法です。歯を削ったりせず、表面を清掃し、虫歯の進行を抑制する材料を流し込んでいきます。この治療方法はWHO(世界保健機構)が虫歯の予防にとても効果があると発表しています。

 

以上、簡単でしたが、「ダイアグノデントペン」について説明しました。
今後も、当院にある装置などについて紹介していこうと思っていますので、宜しくお願いします。


慢性炎症である歯周病の全身への影響

こんにちは、院長の今井です。もう季節は秋になりましたね、今年は平成から途中で令和になったこともあって、一年が終わるのがもの凄く早く感じてしまします。自分では、まだまだやり切れていないことが沢山あるので少しでも終わらせて来年いいスタートを切れたらと思っています。

 

今回は慢性炎症である歯周病の全身への影響というタイトルで少しお話させていただきます。

 

まず、炎症とはなんでしょうか?炎症とは私たちの体の防御反応です、細菌やウイルスに感染したり、アレルギーやリウマチなどの自己免疫疾患にかかったり、ケガや手術のあとなどに起こる生体反応です。炎症が起きている場所は、赤く腫れ、熱を帯び、痛みを感じ、いつものように動かすことが困難になることがあります。これは、患部を安静にして、血液を集め、悪い細菌等を排除することで治癒を促しているからです。だから、風邪をひいても、骨折をしても普通の人なら治ってしまいますよね、人間の体は実によくできているのです。

 

それでは、慢性炎症とはどういった状態なのでしょうか?これは、炎症の進行が緩やかに持続する状態のことをいいます。炎症を起こす原因が除去されないためずーっと治らない状態が続く、しかし、あまり痛みや腫れなどの症状が強くないので、人によっては我慢して病院に行って治さない場合もあります。

慢性炎症を伴う病気としては、ウイルス性の肝炎や、ぜんそくやアトピーなどのアレルギー疾患、リウマチなどの自己免疫疾患、肥満、そして歯周病などがあります。いずれも完全に原因を取り除いて治すのが難しい病気が多いかもしれません、これらは発症して直ぐに死に至るような病気ではありませんが、長期間で患部組織の障害や構造変化(変形)を伴い、しばしば患部組織が有する本来の機能に障害をもたらします。例えは、ウイルス性の肝炎は、慢性肝炎になると、肝硬変へ進み、さらに肝臓がんへと移行する場合もあります。

炎症はその名のとおり、火事です燃える症状です。体を治す時はそれなりの細胞の犠牲を必要とします。これが慢性炎症だと、大きな炎の火事ではありませんが、小さなボヤが長期間続いている状態です、こうなると体中が少しずつ痛んできてやがて全身に悪影響を及ぼします。

 

さあ、ここからが本題です、歯周病とはどんな慢性炎症でしょうか?歯周病は細菌感染によって起きる病気です。親から、パートナーから。ペットから、感染経路は様々ですが、どこからか歯周病菌が私たちの体に入り、それが増殖して自分の体に定着してしまうと歯周病に感染してしまいます。歯周病になっても初期の状態はほとんど自覚症状がありません、インフルエンザにかかればすぐ高熱を出すので気が付きますよね、ちなみのこういうのは急性炎症といいます。症状は強いけど、薬などで原因を取り除常は何日かで回復します。

 

 

歯周病は気づかないでゆっくり進行して徐々に悪くなっていく慢性炎症です、歯周病菌は毒素をだして歯の周りの骨を溶かしていきます、このため歯がグラグラしたり、歯茎が腫れたりしていきます、原因である細菌が沢山ついた歯石などを除去していかないと進行は止まりません、たとえ歯石をきれいにとって一時的に良くなっても、歯周病菌を完全にゼロにすることは不可能なので、場合によっては数か月で元の悪い状態に戻ってしまうこともあります。
さらに悪いことに、この歯周病菌は、毒素を出しながら毛細血管を通って体中を駆け回ります、それで血管を傷つけたり、心臓の周りの血管や弁に溜まったりしていきます。こうなると、脳卒中や心筋梗塞、大動脈解離、などの病気を発症するリスクが高くなり、突然死を起こす可能性もあります。

 

歯周病が全身に及ぼす影響

 

特に糖尿病の人で歯周病の方は要注意です。歯周病菌が血糖値を下げるインシュリンの働きを阻害して糖尿病を悪化させる可能性があると考えられています。両者は密接な負の相関関係があます。逆に歯周病を良好にコントロールすることでCRP(体内の炎症の程度を示す数値)の値が下がりHbA1C(糖尿病の程度をはかる数値)の値が減少するケースも多くあります。定期的に歯科で歯石を取って定期健診を受けている方は、糖尿病のお薬の量が減った、薬を飲まなくてよくなった、と喜ばれている方もいらっしゃいます。

 

最近になって、歯科で定期的に検診を受けて、慢性炎症の原因である歯周病菌を歯石と一緒に取り除いていくことは、健康寿命を延ばすのに大変重要なことだと認識されるようになってきました。こういった治療で活躍するのが、国家資格がある歯科衛生士という職業です。当院では札幌の歯科医院の中でもトップクラスの9名という多数の歯科衛生士が在籍しています。彼女たちが一生懸命親身になって歯周病治療を実践し、皆さんの健康寿命を延ばすお手伝いをしています。

 

これからは、是非かかりつけの歯科医院を持ち、自分専用の歯科衛生士に担当してもらって歯周病が悪くならないよう一緒に頑張ってみませんか?健康に楽しく美味しい物を食べて長生きしていきましょう。


初めまして 久恒です

はじめまして、2019年4月に入社しました歯科医師の久恒楓です。
出身は北海道美唄市で高校は岩見沢東高校に通っていました。その後北海道大学で学び、歯科医師となりました。

 

写真は、ペットのセキセイインコ(4歳)です。
インコというと、人間の言葉を真似するイメージがあるかもしれませんが、彼女はピーしか言いません。
お気に入りは青い歯ブラシ(ただしブラシではなく柄の方)で、写真のようにもれなくへばりついてきます。
以上、私の癒しのご紹介でした。

 

それでは、アイビー歯科でお会いしましょう!

 


フッ素で虫歯予防

こんにちは。歯科医師の西尾です。
今日は虫歯予防に最も効果があるとされている「フッ素」についてです。

 

☆「フッ素」とは?

「フッ素」とは以下の図のように自然界に広く存在する自然のミネラルです。
「フッ素」は特別なものではなく、私たちの身の回りのどこにでもある普通の物質であり、健康な歯や骨のために必要な栄養(ミネラル)の1つなのです。

 

 

☆「フッ素」はう蝕予防になぜ効果があるの?

・酸の産生を抑制
歯磨きで落としきれなかった歯垢(プラーク)が作る虫歯の原因菌の働きを弱め、歯垢(プラーク)が作る酸の量を抑えます。
・再石灰化の促進
歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進させます。
・歯質強化
歯の表面を酸に溶けにくい性質に修復します。
特に乳歯や生えたての歯は軟らかいので、歯質強化に努めましょう。

 

 

☆「フッ素」による予防効果

「フッ化物洗口」という方法を行った佐賀県では以下のような結果が出てます。

 

また、最近法律が改正され、市販の歯磨き粉に含有できるフッ素濃度が変更されました。今までは1000ppmが限度だったですが、1500ppmまで引き上げられました。システマティックレビューによれば1500ppmのう蝕予防効果は1000ppmの場合より約10%高い予防効果があるとされています。

 

☆いつまで「フッ素」を使えばいいの?

ずばり、一生です!!
生え始めの歯に「フッ素」は有効と書きましたが、歯茎が下がることで起こる「根面う蝕」にも有効とされています。「根面う蝕」はゆっくりと進行するため痛みを感じにくく、気付いた時にはかなり虫歯が拡がってしまってることもあります。

 

 

以上、簡単ではありますが、「フッ素」について書きました。
当院でも様々フッ素配合の口腔ケアグッズを準備しています。様々な種類がありますので、気になった方は是非、スタッフまでお声掛け下さい。患者さんに合ったグッズを提案させていただきます。
最後に、、、
小学低学年くらいまで定期的に「フッ素」を塗り続けていたお子さんが、成長するにつれ、色々と忙しくなり来院が途絶える事がよくあります。そして、中学校や高校での歯科検診で虫歯が見つかり、久しぶりに来院されるお子さんが少なくないです。是非、小学高学年、中学生、高校生になっても「フッ素」を使った定期的なメンテナンスを続けていきましょう!!