« 2019年10月
  •  
  •  
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  •  
  •  
2019年10月 1日

慢性炎症である歯周病の全身への影響


こんにちは、院長の今井です。もう季節は秋になりましたね、今年は平成から途中で令和になったこともあって、一年が終わるのがもの凄く早く感じてしまします。自分では、まだまだやり切れていないことが沢山あるので少しでも終わらせて来年いいスタートを切れたらと思っています。

今回は慢性炎症である歯周病の全身への影響というタイトルで少しお話させていただきます。
 
まず、炎症とはなんでしょうか?炎症とは私たちの体の防御反応です、細菌やウイルスに感染したり、アレルギーやリウマチなどの自己免疫疾患にかかったり、ケガや手術のあとなどに起こる生体反応です。炎症が起きている場所は、赤く腫れ、熱を帯び、痛みを感じ、いつものように動かすことが困難になることがあります。これは、患部を安静にして、血液を集め、悪い細菌等を排除することで治癒を促しているからです。だから、風邪をひいても、骨折をしても普通の人なら治ってしまいますよね、人間の体は実に良くできているのです。
1.jpg
 
 
それでは、慢性炎症とはどういった状態なのでしょうか?これは、炎症の進行が緩やかに持続する状態のことをいいます。炎症を起こす原因が除去されないためずーっと治らない状態が続く、しかし、あまり痛みや腫れなどの症状が強くないので、人によっては我慢して病院に行って治さない場合もあります。
慢性炎症を伴う病気としては、ウイルス性の肝炎や、ぜんそくやアトピーなどのアレルギー疾患、リウマチなどの自己免疫疾患、肥満、そして歯周病などがあります。いずれも完全に原因を取り除いて治すのが難しい病気が多いかもしれません、これらは発症して直ぐに死に至るような病気ではありませんが、長期間で患部組織の障害や構造変化(変形)を伴い、しばしば患部組織が有する本来の機能に障害をもたらします。例えは、ウイルス性の肝炎は、慢性肝炎になると、肝硬変へ進み、さらに肝臓がんへと移行する場合もあります。
炎症はその名のとおり、火事です燃える症状です。体を治す時はそれなりの細胞の犠牲を必要とします。これが慢性炎症だと、大きな炎の火事ではありませんが、小さなボヤが長期間続いている状態です、こうなると体中が少しずつ痛んできてやがて全身に悪影響を及ぼします。

 さあ、ここからが本題です、歯周病とはどんな慢性炎症でしょうか?歯周病は細菌感染によって起きる病気です。親から、パートナーから。ペットから、感染経路は様々ですが、どこからか歯周病菌が私たちの体に入り、それが増殖して自分の体に定着してしまうと歯周病に感染してしまいます。歯周病になっても初期の状態はほとんど自覚症状がありません、インフルエンザにかかればすぐ高熱を出すので気が付きますよね、ちなみのこういうのは急性炎症といいます。症状は強いけど、薬などで原因を取り除常は何日かで回復します。
2.jpg

歯周病は気づかないでゆっくり進行して徐々に悪くなっていく慢性炎症です、歯周病菌は毒素をだして歯の周りの骨を溶かしていきます、このため歯がグラグラしたり、歯茎が腫れたりしていきます、原因である細菌が沢山ついた歯石などを除去していかないと進行は止まりません、たとえ歯石をきれいにとって一時的に良くなっても、歯周病菌を完全にゼロにすることは不可能なので、場合によっては数か月で元の悪い状態に戻ってしまうこともあります。
 さらに悪いことに、この歯周病菌は、毒素を出しながら毛細血管を通って体中を駆け回ります、それで血管を傷つけたり、心臓の周りの血管や弁に溜まったりしていきます。こうなると、脳卒中や心筋梗塞、大動脈解離、などの病気を発症するリスクが高くなり、突然死を起こす可能性もあります。

歯周病が全身に及ぼす影響


3.jpg


特に糖尿病の人で歯周病の方は要注意です。歯周病菌が血糖値を下げるインシュリンの働きを阻害して糖尿病を悪化させる可能性があると考えられています。両者は密接な負の相関関係があます。逆に歯周病を良好にコントロールすることでCRP(体内の炎症の程度を示す数値)の値が下がりHbA1C(糖尿病の程度をはかる数値)の値が減少するケースも多くあります。定期的に歯科で歯石を取って定期健診を受けている方は、糖尿病のお薬の量が減った、薬を飲まなくてよくなった、と喜ばれている方もいらっしゃいます。

 最近になって、歯科で定期的に検診を受けて、慢性炎症の原因である歯周病菌を歯石と一緒に取り除いていくことは、健康寿命を延ばすのに大変重要なことだと認識されるようになってきました。こういった治療で活躍するのが、国家資格がある歯科衛生士という職業です。当院では札幌の歯科医院の中でもトップクラスの9名という多数の歯科衛生士が在籍しています。彼女たちが一生懸命親身になって歯周病治療を実践し、皆さんの健康寿命を延ばすお手伝いをしています。

これからは、是非かかりつけの歯科医院を持ち、自分専用の歯科衛生士に担当してもらって歯周病が悪くならないよう一緒に頑張ってみませんか?健康に楽しく美味しい物を食べて長生きしていきましょう。

Google +1
2017年10月15日

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

皆さんこんにちは、芋焼酎にとりつかれた男、院長の今井です。
私はよく寝る前に晩酌をするのですが、特に深酒をしたときはひどく、いびきをかきます。いびきは空気の通り道である気道が狭くなることで発生します。
わたしは肥満ではありませんが(多少ポッチャリですが)、下あごが小さく舌が落ち込んで気道が狭くなりやすいのが主な原因と考えています。特にお酒を飲み過ごすと筋肉も弛緩して舌が気道をふさぎやすく時には呼吸が苦しくなり目が覚めることもあります。

suminn1.png

皆さんはどうでしょうか?効果的な睡眠をとるにはいびきは少ないほうがいいと思います、でもお酒はやめられないし・・・・今回はSASの治療法に関してお話をしたいと思います。


・自分の睡眠時の呼吸を知ろう、SASの重症度
AHI(無呼吸低呼吸指数)という、1時間のうちに10秒以上無呼吸のような症状がみられるのが何回あるかで重症度が分類されます。AHIが30以上(1時間に約5分以上無呼吸)だと重症でCPAP治療が第一選択とされます。

suminn2.png

AHIは病院で検査をうけて診断されます、しかし、睡眠ラボというアプリで自分の睡眠時の状態をある程度知ることができます、すぐ病院に行けない人はまずこのアプリを試してみるのもいいかもしれません。(でも少しでも心配を感じたら早めの受診をお願いします。)


・歯科医院で対応できるマウスピース治療法
AHIが5~20くらいの人やCPAPが苦しくてつけられない場合に対象となります。マウスピースをつけることで下顎が前に出て気道が広がり空気が通りやすくなります。2回の通院で作成可能です、医師の診断書が必要となっております。

suminn3.png

その他SASの治療法としては、行動的介入法(仰向けで寝ると気道が閉鎖されやすいのでリュックを背負っ横向きで寝やすいようにするなど)、手術療法(余分な組織を切除して気道を確保)」などがあります、手術は痛くてしばらく食事をとるのが大変です。

SASは高血圧や心疾患、糖尿病など多くの合併症をともなう危険性があります、また、居眠り運転や突然死をまねく事もあり社会問題化されています。快適な睡眠をとることができるように当院が少しでもお手伝いできれば幸いです、私も自分を実験台にして色々ためしてきました、きっとお困りの皆さんのお役にたてるのではないかと思っております。

suminn4.png

Google +1
2017年3月15日

11年担当した1歳6ヶ月検診

 こんにちは、最近休肝日を週1日から週2日に増やした今井です。毎日のように芋焼酎で晩酌していたのですが、このままでは間違いなくメタボリックシンドロームにまっしぐらなのでジムに通い生活習慣を改めてることにしました。

 実は私は11年間豊平区役所で、1歳6ヶ月検診を担当させていただききました。大人しく口の中をみせてくれるお子さんはかなり少なく、泣いたり暴れたりするのは当たり前、体を抑えたり(結構力入ります)、アンパンマンのおもちゃでなだめたり、1日50人くらい診察したら結構ヘトヘトになります。

 10年くらい前と比べて1歳6ヶ月の子供でも歯科医院でフッ素塗布をしている割合がとても増えてきています。歯の予防の意識が高まっているのでしょう、上下の前歯が8本くらい生えてきたらフッ素塗布に行ってもいい時期だと思います、また、かかりつけの歯科医院があると、万が一怪我などで歯に外傷ができたときなど緊急時にスムーズに受診できるメリットもあります。

1歳6ヶ月 検診では、ウチの子歯磨きを嫌がるのですがどうしたらいいでしょうか?と保護者に聞かれることがとてもよくあります。でも、上手に磨ける良い方法はなんてなかなかありません。また、歯磨きを頑張れば虫歯が予防できるかというとそうでもありません。
 もちろん歯磨きは大事ですが幼い子供の歯をキレイに完璧にみがくことはとても困難です。(嫌がっても習慣づけることが大事です、上手にできなくても時間を決めて毎日やりましょう、いつか必ず出来るようになります)
 その代わり食生活を含めた規則正しい生活習慣を身につけることの方が虫歯予防に非常に効果的だと思います。
 その他、甘いオヤツや飲み物の量や回数を増やさない、大人と同じような砂糖分の多い物は歯にべっとりつき易いので歯ブラシが上手く出来ないときは特に控える、食器は大人と分けて唾液が移らないようなする、卒乳は1歳くらいを目安にする(もちろんお子さんの成長にあわせて)、レノビーゴなど家庭用のフッ素を使用する、歯ブラシの仕上げにフロスを使う、歯科医院に定期検診に行くなど、細かく言えば注意しなくてはならないことは沢山あるかもしれません。
 すべてを完璧にするのは難しいけど、出来ることを継続して続けることが大切だと思います。

 虫歯菌は子供の時に活発に働く傾向があるので、永久歯が生え揃うくらいまで虫歯を抑えられると大人になった時に虫歯とは無縁の人生を過ごせる可能性がでてきます。それはお子さんにどんな物にも代えがたい最高のプレゼントとなるでしょう、ですから予防歯科はやる価値は大いにあるのです。是非みんなで一緒に頑張りましょう。

 最後に、長い間微力ながら行政のお手伝いをさせていただき貴重な体験ができたことにとても感謝しています。実に多くの人々と様々な職種の方々の努力で日本の子供達の高い健康の水準が保たれてらいることに感激いたしました。

IMG_9600.jpg

Google +1
2016年9月21日

歯科医院の滅菌と消毒について

 滅菌とは、病原体、非病原体にかかわらず、すべての微生物を死滅させることを意味します。
歯科で使用する物を滅菌する場合は高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)を使用することが多く、切削機械のタービンを始め、ピンセット、ミラー、短針などの基本セット、外科やインプラントに使用する器具には必須です、当院では最高の滅菌が出来るクラスBのオートクレーブを導入しています。

歯科医院の滅菌と消毒1.jpgクラスB滅菌器。世界最高水準の滅菌器です。


 それに対して消毒は、病原性微生物を死滅させ、感染の危険性をなくすことを意味します。アルコール消毒など薬液など使用する方法で、洗ったり拭いたりして行うことがあります。術者の手や診療台など滅菌できないところが対象となります。

 もちろん滅菌することができなく、かといって消毒では不安な所は廃棄して患者さん一人一人に新しい物を提供しています。術者のグローブ、注射針やメス、エプロンや紙コップ等たくさんあります。当院では診療台やライトの持ち手などに被せているビニールカバーなども患者さんごとに毎回取り替えています。

歯科医院の滅菌と消毒2.jpg患者さんごとにかえてるビニールシートです。
部位によって何種類かあります。


 患者さんやスタッフなど多くの人が行き交う歯科医院において、滅菌と消毒のレベルを高く維持することは治療を成功させる意味でもとても大切なことです。歯科医院では見えないところでも、人件費や材料代、機械代などコストがかかります、すべては患者さんに良質な医療を提供するために、これからもケチケチせず大いに頑張って行きます。

Google +1
2016年3月31日

アイビー歯科クリニック ブログを開設しました

アイビー歯科クリニックのホームページリニューアルに伴い、ブログを開設しました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
公式ホームページもぜひご覧ください!
http://www.aiby-dc.com/

Google +1

アイビー歯科クリニック
院長 今井 崇博

院長 今井崇博

医院サイト:
http://www.aiby-dc.com/

歯が健康になった患者さまが笑顔と自信を取り戻し、生涯、ご自分の歯で食べられる喜びを味わっていただくことが当院の喜びであり、それが地域における当院の役割であると考えております。お口の健康でお困りのことがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
皆さまのご来院を心よりお待ちしています。

Google +1